14-10. 考古学の標準時に若狭湾の水月湖が選ばれました! rev.2

2013年1月7日の朝日新聞に右ページの記事が掲載されました。非常にわかりやすく書かれているのでそのまま転載します。この記事でも物足りない方はSienceのオリジナル論文を読んでください。
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  10月19日付のSienceに約1万年前から5万年前ぐらいの間の考古学の標準時の論文が掲載されました。今朝の朝日新聞のニュースでも紹介されました。
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Science 19 October 2012:

A Complete Terrestrial Radiocarbon Record for 11.2 to 52.8 kyr B.P.

Christopher Bronk Ramsey, Richard A. Staff1, Charlotte L. Bryant, Fiona Brock, Hiroyuki Kitagawa, Johannes van der Plicht, Gordon Schlolaut, Michael H. Marshall, Achim Brauer, Henry F. Lamb, Rebecca L. Payne, Pavel E. Tarasov, Tsuyoshi Haraguchi, Katsuya Gotanda, Hitoshi Yonenobu, Yusuke Yokoyama, Ryuji Tada, Takeshi Nakagawa

Abstract

  Radiocarbon (14C) provides a way to date material that contains carbon with an age up to ~50,000 years and is also an important tracer of the global carbon cycle.
  However, the lack of a comprehensive record reflecting atmospheric 14C prior to 12.5 thousand years before the present (kyr B.P.) has limited the application of radiocarbon dating of samples from the Last Glacial period.
  Here, we report 14C results from Lake Suigetsu, Japan (35°35′N, 135°53′E), which provide a comprehensive record of terrestrial radiocarbon to the present limit of the 14C method.
  The time scale we present in this work allows direct comparison of Lake Suigetsu paleoclimatic data with other terrestrial climatic records and gives information on the connection between global atmospheric and regional marine radiocarbon levels.
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"1.12万年?5.28万年の年代のための完全な地球上の放射性炭素記録

  放射性炭素(14C)は、50,000年前ぐらい前までの時代の炭素を含んでおり、グローバルな炭素循環の重要なトレーサーでもある、重要な日付物質への方法を提供します。

  しかしながら、現在から1万2500年前までの大気の14Cを反映する包括的な記録の不足は、最後の氷河期からのサンプルに対する放射性炭素年代測定法の応用の限界(精度が悪い)を示しました (木の年輪法で精度は補われています)。

  ここで私たちの報告する水月湖(35°35′N、135°53′E)の14Cの調査結果は、14C法の現在の限界に対して、地球上の放射性炭素の包括的な記録を供給します。

  私たちがこの仕事で示す時間スケールは、水月湖から得られる気候データと他の地球上の気候の記録を直接比較し、Globalな大気と地方の海の放射性炭素レベルとの間の連関に対して 情報を与えることができます。
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  何を言っているのかわかりにくいAbstractなのですが、要するに今から1万2千年前ぐらいまでの年代測定は木の年輪法でかなり良い精度で年代測定できますが、 更に53000年前ぐらいまでの年代測定の精度がこれまでの±数百年から±170年程度まで良くなるのだそうです。来年改定される考古学の年代測定の世界標準に組み込まれるそうです。

  先日の記事15-8で分子時計の見直しが始まっていると報告しましたが、人類の出アフリカを決行した辺りからの発掘データの精度が更に良くなる結果、分子時計の見直しも更に必要になります。 これまで突然変異の変異スピードのみを基に試算されてきた分子時計は実際の考古学の編年データと、ホモサピエンスの発祥時期当たりの年代が特に合わなかったため、 分子時計の方を考古学データに合わせ修正する作業が進んでいます。これは突然変異だけを変異の原因と考えてきた主流の分子遺伝学者の考え方が間違っていることを示しているのですが、 そこは無視して遺伝子の分子時計の変異スピードのみをいじってごまかすようです。

  なにはともあれ、考古学という古い手法の年代測定技法の精度向上で、新参者の分子遺伝学の分子時計の見直しがあるのは良いことです。 考古学は考古学者だけでなくあらゆる分野の研究者が協力して年代測定技術法を磨いてきましたが、分子遺伝学は専門研究者のみが他の分野の研究者の意見も充分に検討せず 独断で分子時計を設定してきた視野の狭さが問題だったのですが、最新の分子進化学に則り分化の要因は異種間交配や、ウイルス共生も考え、 ホモサピエンスのハプロタイプの分化のような高々十数万年程度の生命の歴史から見たら短期間の変異は突然変異より、 亜種間交配や異ハプロタイプ間交配やレトロウイルス感染・共生の方が現実味のある変異要因であることを考えるべきです。



以上

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