14-6. HLA抗原・免疫システムから解析した現代人と旧人の交配

  出アフリカした現代人の遺伝子にネアンデルタール人とデニソワ人の遺伝子が交配していることは明らかになりつつありますが、免疫システムも受け継いでいるようです。
=================================
The Shaping of Modern Human Immune Systems by Multiregional Admixture with Archaic Humans

Laurent Abi-Rached, Matthew J. Jobin, Subhash Kulkarni, Alasdair McWhinnie, Klara Dalva, Loren Gragert, Farbod Babrzadeh, Baback Gharizadeh, Ma Luo, Francis A. Plummer, Joshua Kimani, Mary Carrington, Derek Middleton, Raja Rajalingam, Meral Beksac, Steven G. E. Marsh, Martin Maiers, Lisbeth A Guethlein, Sofia Tavoularis, Ann-Margaret Little, Richard E. Green, Paul J. Norman, Peter Parham

Whole genome comparisons identified introgression from archaic to modern humans. Our analysis of highly polymorphic HLA class I, vital immune system components subject to strong balancing selection, shows how modern humans acquired the HLA-B*73 allele in west Asia through admixture with archaic humans called Denisovans, a likely sister group to the Neandertals. Virtual genotyping of Denisovan and Neandertal genomes identified archaic HLA haplotypes carrying functionally distinctive alleles that have introgressed into modern Eurasian and Oceanian populations. These alleles, of which several encode unique or strong ligands for natural killer cell receptors, now represent more than half the HLA alleles of modern Eurasians and also appear to have been later introduced into Africans. Thus, adaptive introgression of archaic alleles has significantly shaped modern human immune systems.
























=================================

 一般財団法人 HLA研究所の説明から抜粋すると、

  HLA抗原(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)は発見から半世紀以上を経て、HLAは白血球だけにあるのではなく、ほぼすべての細胞と体液に分布していて、 組織適合性抗原(ヒトの免疫に関わる重要な分子)として働いていることが明らかになりました。

  遺伝子型ごとに2つの型が判明します。それは、父親と母親の型を1つずつ受け継いでいるからです。両親から受け継いだ遺伝子の染色体は一対になっていますが、 そのためにHLAも同様に両親から受け継いだ2つの型が一対となって1つのセットを形成しています。それを「HLAハプロタイプ」と呼びます。 自分のHLA検査を行えば、各遺伝子型の2個の型が判明するだけですが、両親のHLA検査も行うと、どちらの遺伝子がどちらの親から遺伝したのかがわかります。

    今日あるHLA検査は、HLAが遺伝子の第6染色体の短腕にあることが解明された結果です。   HLAはA,B,C,DR,DQ,DPなど多くの抗原の組み合わせで構成され、さらにそれぞれが数十種類の異なるタイプ(アリル)をもち、ハプロタイプの組み合わせは、数万通りともいわれます。 HLAはヒトの体の中で重要な免疫機構として働いており、その主な役割は自他認識をすることにあります。

  例えば「HLA-A2」ハプロタイプを持つ人は「橋本病」や「Graves病」を発症しやすいのです。
===================================
  この論文の図では、「B*73」・「C*15-」のHLAハプロタイプを持っていた原人(エレクトス)から旧人(ネアンデルタール人、デニソワ人)が、

●アフリカで分離したのは27万年〜44万年前頃、アフリカに残っていた残存原人から進化した、
●新人(ホモサピエンス)が’出アフリカ’したのは67500年前頃で、
●65000年前頃に新人存亡の危機で「C*15+」を獲得し、
●50000年前頃に東地中海辺り(つまり中東)で旧人と新人の亜種間交配が起り、旧人類が獲得していた色白、碧眼、赤毛や彫深顔などの形質だけでなく無精子症・乏精子症などの負の遺産も受け継ぎ、 そして免疫システムをも受け継いだらしい。
●その後30000年前頃に肉食の頂点捕食者だった旧人は大型動物の激減と共に絶滅し、雑食に変化していた新人は生き残り、アフリカ以外のアメリカ大陸も含む世界中に拡大し、
●10000年前頃にY-DNA「E」がとうとう’出戻りアフリカ’を果たし、交配したY-DNA「A」、「B」の非出アフリカ組のアフリカ先住民にも「B*73+」・「C*15+」が受け継がれた、
のだそうです。

  本論文ではデニソワ人はネアンデルター人の姉妹人類と表現しています。他の論文では明らかにmtDNAのヌクレオチド配置が異なるためネアンデルタール人とは区別されると表現しています。 当ガラパゴス史観はデニソワ人はネアンデルタール人のアジア型ではないかと推測しています。

  また更に別の論文では、新人と旧人の交配は60000年前頃の中東で恐らくネアンデルタール人と、45000年前頃に東アジアでデニソワ人との交配の可能性を報告しています。

  欧米で発表される論文は、ネアンデルタール人、デニソワ人の両旧人類と我々新人類との交配が間違いないことを続々と報告しています。恐らくその通りなのでしょう。

  50000年前頃に新人が突然技術力が上がったり、芸術性が芽生えたり、色黒のジャガイモ顔から彫深の褐色肌に薄まり、 とうとう高緯度地域特有の色白紅毛碧眼になったのはネアンデルタール人との交配で一気に獲得した形質とすれば、 ネアンデルタール人が獲得に数10万年かかった高緯度地域適応を数万年の短期間で手に入れた理由が納得できます。

  またY-DNA「D2」特有の日本人に多い無精子症・乏精子症の発症も亜種間交配のマイナスの結果と考えればすんなり納得できます。 また同じ新人類なのにネグリート形質を今でも維持しているY-DNA「A」、「B」の非出アフリカ組や「D」の日本人、チベット人、「E」の地中海沿岸のラテン系民族等と比べて、 ノルマン系など高身長人民族が大型だったネアンデルタール人との亜種間交配のプラスの結果、大型形質を受け継いだと考えることも非常に納得できます。

まとめると、ネアンデルタール人との交配で獲得した形質は、

・旧人のHLA抗原(全新人類か?!)
・無精子症・乏精子症(正式に報告されたのはY-DNA「D2」のみ)
・彫深顔(Y-DNA「CF」系が獲得)
・肉食性・攻撃性(大型獣ハンター、特にY-DNA「CF」系)
・高身長(特に北欧系・ノルマン系Y-DNA「I」の家系に顕著)
・色白、紅毛、碧眼(高緯度地適応なので北欧系に顕著)
などが目立つところです。

  新人類ホモサピエンスの中でアウストラロピテクス時代の人類本来のネグリート体質が受け継がれてきた古代遺伝子のY-DNA「A」「B」「C」「D」「E」「F」は全て現代でも基本的に小柄な遺伝子血統です。

  しかし中東で大型のネアンデルタール人と交配したことで大柄になる形質つまりエピジェネティクスを一気に獲得し、特にY-DNA「F」の新興子亜型遺伝子群にその大柄形質は濃く受け継がれました。 中でも最も早くヨーロッパ大陸に拡大したクロマニヨン人つまりノルマン系「I」は、絶滅寸前のネアンデルタール人とのさらに密接な交配で しっかりと大柄形質を固定化し北欧に特に展開したため高緯度寒地に高身長が強く発現したのです。 ラテン系以外の欧州人にはほとんどの民族にこのネアンデルタール人→ノルマン人遺伝子「I」がしっかりと交配しているため、欧州人は基本的に背が高いのです (大型化はエピジェネティクス=後天的獲得形質なので遺伝子そのものに変化は受けず、遺伝子の発現の仕方がコントロールされるのです)。

  一方ノルマン系遺伝子「I」の交配頻度の低い南欧のラテン系は新人本来のネグリート性を維持しているため小柄度が高いのです。 勿論個々に見ると個体差はありますが民族全体で見るとはっきり違いがわかります。南欧度が高いほど小柄で、北欧度が高いほど大柄になるのです。同様に色白・紅毛・碧眼の形質度も北高南低です。

  不思議なことに、これだけ人類・民族には複数の遺伝子が複雑に交配していることがわかってきているにも関わらず、いまだに人種論をふりかざす守旧派が後を絶たないことです。 特にネアンデルタール度の高い白肌連中の人種差別は根強いものがあります。オーストラリアの移民の子孫の白肌人も数万年経てば低緯度地域適応で黒肌か褐色肌になります。 アメリカ北部やイギリスや高緯度地域のヨーロッパに住むアフリカ出身黒肌人も数万年経てば高緯度地域適応で白肌になる可能性大です。

  でも恐らくその数万年の過渡期間は肌色による人種差別がなくならないのでしょうね!これはきっと滅んでしまった白肌ネアンデルタール人の呪いかもしれません!!! 我々縄文系Y-DNA「D2」の負の体質である無精子症・乏精子症ももしかするとネアンデルタール人の呪いかもしれません!? でも何故「D2」なのでしょうか?縄文系「D2」はおとなしく争いを好まず、指示待ち系で和をもって貴しとなし、地味な存在ながら頑張っているのに。 どうせなら攻撃的で支配したがり屋で鼻持ちならない「O3」を無精子症にすればよかったのに......とひがむのは被支配層の縄文−弥生交配遺伝子です。 Y-DNA「O3」は「CF」の子亜型なのでネアンデルタール度は「D2」よりも当然かなり高いのです。



以上

表紙に戻る

くりっく365とは   プロフィール  PR:無料HP  横手自動車学校  IT 専門学校  SSTツール  タイヤ 寿命  タイヤ プリウス 新品  ボーカロイド 専門学校  クルマパーツ  ふくやま自動車学校  パワーストーン  山梨 合宿免許  マーク2 中古  リノベーションセミナー