16-1. 1万年前の緑の革命 ジャポニカ稲

  新聞にも載りましたが、イギリスのネイチャーと並ぶアメリカの高名な学術誌ProNASに下記の記事が載りました。ジャポニカ種の稲によるグリーン革命の研究です。
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Artificial selection for a green revolution gene during japonica rice domestication

Kenji Asano, Masanori Yamasaki, Shohei Takuno, Kotaro Miura, Satoshi Katagiri, Tomoko Ito, Kazuyuki Doi, Jianzhong Wu, Kaworu Ebanag, Takashi Matsumoto, Hideki Innan, Hidemi Kitano, Motoyuki Ashikari, and Makoto Matsuoka

Abstract

The semidwarf phenotype has been extensively selected during modern crop breeding as an agronomically important trait. Introduction of the semidwarf gene, semi-dwarf1 (sd1), which encodes a gibberellin biosynthesis enzyme, made significant contributions to the “green revolution” in rice (Oryza sativa L.). Here we report that SD1 was involved not only in modern breeding including the green revolution, but also in early steps of rice domestication. We identified two SNPs in O. sativa subspecies (ssp.) japonica SD1 as functional nucleotide polymorphisms (FNPs) responsible for shorter culm length and low gibberellin biosynthetic activity. Genetic diversity analysis among O. sativa ssp. japonica and indica, along with their wild ancestor O. rufipogon Griff, revealed that these FNPs clearly differentiate the japonica landrace and O. rufipogon. We also found a dramatic reduction in nucleotide diversity around SD1 only in the japonica landrace, not in the indica landrace or O. rufipogon. These findings indicate that SD1 has been subjected to artificial selection in rice evolution and that the FNPs participated in japonica domestication, suggesting that ancient humans already used the green revolution gene.

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1万年前にも「緑の革命」 風雨に強いイネへ古代人改良

 1940〜60年代にイネなどの収穫量を倍増させた「緑の革命」のような品種改良が、数千〜1万年前に起きていた可能性があることを神戸大、名古屋大などが、 日本で栽培されているジャポニカ米の遺伝子解析で明らかにした。丈が低く風雨でも倒れにくいイネを選んで栽培し品種改良を進めていたらしい。 米科学アカデミー紀要電子版(通称ProNAS)に掲載された。

 神戸大食資源教育研究センターの山崎将紀助教らはジャポニカ米、インディカ米、野生のイネの遺伝子を比較。すると、インディカ米と野生のイネにある「SD1―GR」という遺伝子が、 ジャポニカ米では別のタイプに換わっていた。

 この遺伝子は草丈を決める働きがあり、ジャポニカ米は低くなったらしい。この品種改良は1万年ほど前の中国・長江流域で起き、その後、日本に伝わって広まったが、 長江流域ではなぜか失われた。山崎助教は「台風でも倒れなかった低いイネの種籾(たねもみ)をまいて栽培を繰り返すうちに遺伝子が固定されたのでは」と話す。(東山正宜)
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  この結果は興味深く、黄河文明系「O3」に追い出された長江文明人の落ち延び先の1つが日本列島であったことが極めてはっきりしたことで、 世界でこの長江文明人の手がけた水田稲作農耕文化を最も正しく受け継いだのが弥生人→日本農業であることを誇りにするべきと考えます。 1万年前に始まった長江文明の正統な末裔が弥生人であり現代日本農業民、Y-DNA「O2b1」なのです。

     では何故長江流域ではこの品種改良が失われたのか?

  極めて明快なことです。長江文明人の「O2」は中国大陸の南北に追い払われたからです。南へ追われた「O2a」集団はジャポニカ種を持って行かなかったようです。 ところが北へ追われた「O2b」集団はジャポニカ種を大切に持ってきたのでしょう。当時の満州は水田栽培に適した場所がなく、韓半島に南下し最南端では定着し稲作を行い、 更に良い土地を求めボートピープル化した集団は北九州に上陸し水田稲作農耕の適地を探し、先住縄文民と友好的に交配しながら北上し割と早い時期に青森まで到達し水田稲作を全国展開したのです。

  一方「O2」を追い出した「O3」遺伝子集団は華北のあまり豊かではない土地で陸稲、コーリャンなど直播系の植物を育てていて、手間暇のかかる水田稲作農耕はできなかったからなのです。 手間をかけてじっくり取り組むのは弥生人「O2」の持っている特質なのです。手っ取り早く結果が得られるのを好むのは「O3」です。 寒冷地適応するほど過酷な環境に生きてきた「O3」の土地は、手間暇を掛け栽培をするような気候・環境ではなかったからなのです。

  日本人がインスタント食品やレトルト食品を意外に好むのは「O3」遺伝子の特質のような気がします。一方ひと手間掛けることを惜しまないのは「O2」の特質のはずです。 だからインスタントもレトルトも本物を追い越せで究極を目指すのです。これもガラパゴスの一面なのです。ガラパゴス化は「O3」だけでは無理で 「O2b」と「O2b1」の手間暇をかける特質が加わってできたのです。同じ「O」の子孫なのですが1万年前頃から既に遺伝子の性格が分かれていたのでしょう。 「O2」は更に呉「O2b」と越「O2a」に分化したようです。「O1」は楚ではないかと考えられますが、台湾の「O1」を見ても古代の歴史がよくわからないので「O1」はまだつかめていません。



以上

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