16-4. 人類(特に男性)は今でもダーウィンの「適者生存」で進化しているらしい

  Webでイギリスのニュースが見つかりました。近々PNASで発表されるらしいので先取りでご紹介します。→PNAS論文が発表されましたのでAbstractを転載します。
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↓ PNASのAbstractです。非常にわかりにくい文章なので訳はパスします。

Natural and sexual selection in a monogamous historical human population

PNAS May 22, 2012 vol. 109 no. 21 8044-8049

Alexandre Courtiola, Jenni E. Pettayd, Markus Jokelae, Anna Rotkirchf, and Virpi Lummaa

Whether and how human populations exposed to the agricultural revolution are still affected by Darwinian selection remains controversial among social scientists, biologists, and the general public. Although methods of studying selection in natural populations are well established, our understanding of selection in humans has been limited by the availability of suitable datasets. Here, we present a study comparing the maximum strengths of natural and sexual selection in humans that includes the effects of sex and wealth on different episodes of selection. Our dataset was compiled from church records of preindustrial Finnish populations characterized by socially imposed monogamy, and it contains a complete distribution of survival, mating, and reproductive success for 5,923 individuals born 1760?1849. Individual differences in early survival and fertility (natural selection) were responsible for most variation in fitness, even among wealthier individuals. Variance in mating success explained most of the higher variance in reproductive success in males compared with females, but mating success also influenced reproductive success in females, allowing for sexual selection to operate in both sexes. The detected opportunity for selection is in line with measurements for other species but higher than most previous reports for human samples. This disparity results from biological, demographic, economic, and social differences across populations as well as from failures by most previous studies to account for variation in fitness introduced by nonreproductive individuals. Our results emphasize that the demographic, cultural, and technological changes of the last 10,000 y did not preclude the potential for natural and sexual selection in our species.

↓ 5月13日付けのMailOnlineのニュースです。こっちの方がわかりやすいです。

Men are getting MORE attractive as Darwin's 'survival of the fittest' evolution theory still holds true for humans

・Characteristics changing 'mating success' of men changing faster than those that affect women.
・Men evolving attractive traits of looks and success to have more partners.
・Having more partners ensures DNA passes on.
・Mencientists studying people in Finland find evidence that natural selection is still taking place.
・Researchers say being rich or poor does not affect success at mating or fertility rates.
ダーウィンの「適者生存」進化論がまだ人類に当てはまるとともに、男性は更に魅力的になっています。
・男性の「(女性との)交配の成功度」を変える特性は、女性の男性に対するそれより速く変化します。
・より多くのパートナーを持つために外見と成功の魅力的な特性を発展させる男性。
・より多くのパートナーを持っていることは、DNAが確実に受け継がれます。
・フィンランドで人々を研究する研究者達は、自然淘汰がまだ起こっているという証拠を見つけます。
・研究者は、金持ちか貧乏かということは「交配や受精率」での成功に影響しない、と言います。
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  Rocket News24にわかりやすく解説が出ていましたので、余計なチャチャの部分を省いて転載します。論文がでたら自分の訳に入れ替えます。

  イギリス・シェフィールド大学の研究チームが行ったある興味深い調査結果が、現在話題になっています。それは、「男性の方が女性よりもどんどん魅力的になっている」という事実!

  海外サイト『dailymail.co.uk』をはじめとする多くの記事によると、どうやら男性は「進化の過程」として日々性的魅力を増していっているのだそう。 なぜ男性だけが「魅力的になる」という進化を続けているのか。そしてそもそも、我々人間は本当に進化を続けているのか。

  医学や科学の発達によって、本来自然界では生き残ることができない人々でも生きていくことができる現代。そのため人間は、他の動物と比べて自然淘汰される心配がほとんどありません。 またそれに加えて、地球上の多くの地域が『一夫一婦制』を採用していることで子供を作る機会が限定されており、一般的に人間の進化は停滞しているといわれています。

    しかしこのたび、シェフィールド大学の研究チームが行ったある調査によって、人間も他の種と同様に未だ進化をし続けているということが判明しました。 彼らが行った調査とは、1760年から1849年の間に生まれたフィンランド人6000人を対象に、 人口・文化・技術の変化が自然選択や性選択などに代表される「人間の進化」にどのような影響を与えたのか、というもの。

  フィンランドには元々、税金徴収のために、教会に人々の誕生や死、結婚や経済状況などの情報を登録するという決まりがありました。 そのためこのリストから、進化を調べる上で必要なこと、たとえば「生まれてきた子供は大人になるまで生きることができたのか」ということや「その後子供を作ることができたのか」ということなどを、 詳細に知ることができたのだそう。

  研究チームを率いるVirpi Lummaa博士によると、「(被験者となった)彼らは当時自然選択や性選択を行っており、それは現在もなお続いている。 そしてその状況は、人間が野生の状態にあった大昔とさほど大差がない」とのこと。つまり、人は今もなお進化を続けており、 科学技術や医学などの発展および『一夫一婦制』などの交配を制限するような制度は、人間の進化にほとんど影響を与えていないということが判明したのです。

  Lummaa博士曰く、これはつまり「パートナーをみつけるのに有用な特徴が、女性よりも男性の方がより早く進化している」ということのよう

  要は、子孫を残す確率を上げるために、男性はたくさんの女性と交配しなければならない。そのためにはより交配の成功率を上げることが必要。 だからできるだけ多くの女性を惹きつけられるように、「ルックスが良い」「自信に満ち溢れている」など、女性がより性的魅力を感じられるよう男性が進化している、というわけ。

  たしかによくよく考えてみると、動物の世界でもこういった現象が見られますよね。魚も鳥も、そのほとんどがオスの方が美しいのは、 子孫を残す相手としてメスに選んでもらうため。人間の男性もこれと同様、ひとりでも多くの女性に交配相手として選んでもらうため、日々魅力的に進化しているってことですか……。

  ちなみにLummaa博士の話では、男性が女性に交配相手として選ばれる確率は、男性の経済的な優劣に関係しないということもわかっています。 「裕福だろうと貧乏だろうと、彼が魅力的なら構わない!」という言葉は真理だったのですね〜。女性が選び、男性が選ばれる。 これを進化と呼ぶならば、この研究結果は、人類が直面するこれから先の未来を暗示しているのかもしれません。
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  この結果は全く当たり前のことです。過去は社会的・経済的・武力的など力のある者だけが子孫を残し、貧しい者が子孫を残すことは極めて難しかったのです (強者の目が届かない地域の個体は例外的に残せたようですが)。

  そもそも「オス」が創られたのは「メス」だけでは生物の多様性が得られないからです。 「オス」が創られたことで生物は大腸菌のような前核生物から真核生物に進化し、最後に人類にまで発展することができたわけですが、 「メス」から見て「オス」は選ぶ対象(つまり自分の子孫をより選ばれ易く魅力的にするために)として魅力がないと「メス」は選ばなかったわけです。 あくまで選ぶ側は本来メスであってオスではないのです。

  ここを勘違いしている男子が多いようです。「オス」は生物の多様性を得るために創りだされた存在であるため、選ばれるように努力をする必要があるのです。 「利己的な遺伝子」風に言えば、遺伝子は自らを残すために、他の遺伝子よりより選ばれ易くするために、遺伝子の外観である形態を他の遺伝子より魅力的に見せ、 「メス」から選ばれる確率を上げる努力をする宿命なのです。

  先の当ブログの記事で、「近代化とは昔なら子孫を残すことができなかった弱者男子でも子孫を残すことができるようになったことだ」、と書きましたが、これが事実です。 昔は民話にいくらでもあるように美女は強者の男子が召し上げてきたのです。 モンゴル帝国もジンギスカンの子孫達が割り当てられた各征服地で地元の美女を全て召し上げたことは良く知られている歴史です。

  ところが、近代化のおかげで弱者でも子孫を残す機会が飛躍的に増え、1%の権力者等強者の子沢山に加え99%の弱者・貧乏人も子沢山になったため、 現代は飛躍的に人口が増えましたが、つまり弱者遺伝子の割合がドンドン増えているのです。かくいう当ガラパゴス史観も昔ならこの世にいなかったでしょう。 なんとかmtDNAとしては次の子孫までは残すことはできましたが、Y-DNAは当方の代で断絶しました。これ以上Y-DNAを残す必要がないという判断が遺伝子に働いたのでしょう。、 残念ですが遺伝子的にはあくまで弱者という訳なのです。人類の多様性の拡大に貢献できなませんでした。



以上

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