30-36. Y-DNA「D」の縄文系男性には男性不妊症が出現する傾向があるようだ。

  徳島大学医学部の故中堀教授が文部省の科研費の研究で報告してきた研究をご紹介します。この実績は意外に知られていないようです。 男性不妊の中で遺伝子的に発生するのがY-DNA「D」男子だそうです。男性不妊症の男性のY染色体の腕に微小な欠失が生じ、 そこが精子製造の遺伝子部位なのでそうです。これは親→子への遺伝ではなく、突発的にその個体のみに出現するのだそうです。
  これは徳島大学医学部教授だった故中堀豊教授のグループの業績ですが、研究が発展する前に中堀教授が亡くなってしまわれたため、 この分野の研究は止まったきりになったようです。研究成果を投稿した直接の論文は入手できませんでしたが、 科研費の研究だったため業績の一部(研究課題/領域番号20590576)が科研費のページで報告されていましたので、ご紹介します。 必要な結果は網羅されていますので大変参考になります。

  中堀教授が生前、初期の科研費研究(研究課題/領域番号12024218)の結果で次のようなことを述べられています。
1.日本人男性(子どものある人)のY染色体を4つに分類し,それぞれのタイプの男性の精子数を
 調べると,タイプにより精子数が有意に異なる。
2.精子数の少ないタイプは,他のタイプに比べて無精子症になりやすい。ことを報告した。
 また,いくつかのマスコミで報じられたように,このうち精子数の少ないタイプは原日本人
 (縄文系)のタイプと考えられる。
  これらの事実から,直ちに発せられる質問の代表的なものは,
「なぜ精子数が少なく無精子になりやすい男性の系統が生き残ってきたのか」
ということであり、さまざまな研究の方向性が考えられる。


  残念ながら研究はその後進んでいないようですが、
親は無精子症の男子を産むことができた、ということは男親は受精可能な精子数(乏精子症だとしても)を持っていた、ということでしょう。 理屈は意外に簡単かもしれず、縄文系の男親とある特別な系統の母親の組み合わせで、無精子症/乏精子症が出現すると言うことなのでしょう。 今後もし徳島大学や理化学研究所あたりで、無精子症/乏精子症男性の母親とその両親、男親の両親の遺伝子形質も併せて調査を行うと、 この特殊な交配結果をもたらす組み合わせが判明するかもしれません。





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以上
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30-30. 日本人の不妊の原因の半分は男性不妊だそうです。

  今日の9時のNHKニュースのトピックスの一つが男性不妊と治療でした。徳島大学医学部の故中堀教授が文部省の科研費の研究で明らかにした、 他のY-DNAハプロタイプに較べて高頻度で発症する、Y-DNA「D2」の持つ無精子症・乏精子症のことには触れていなかったことが残念でしたが、 「D2」がこれまであきらめていた子孫が残せるようになる可能性が大きく向上したことは、我々縄文−弥生交配集団の子孫にとっては朗報です。

  中国の漢民族の人口大増加を見てもわかるように圧倒的な生殖力・人口増加力を誇るY-DNA「O3」が今後日本人口に占める頻度をどんどん上げてくる中で、 無精子症・乏精子症のおかげで人口増加力がやや低く人口比率を少しづつ下げてきたY-DNA「D2」の頻度が男性不妊治療のおかげで下げ止まる可能性が出てきたのです。
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ニュース詳細 11月8日 20時49分

男性原因の不妊 HP開設し啓発へ

  不妊治療に取り組む夫婦が増えるなか、半数近くは男性側にも原因があることが十分に知られていないため、女性側に治療の負担がかかるケースが相次いでいるとして、 全国の専門医が新たにホームページを作って、男性が原因の不妊について理解を求めていくことを決めました。

  これは、男性の不妊治療の専門の医師20人が、8日、長崎市内で開いた会合で決まったものです。晩婚化などで不妊に悩む夫婦は増えていて、 国立社会保障・人口問題研究所によりますと、おととし、全国で不妊の検査や治療を受けた夫婦は6組に1組に上っています。

  不妊の原因について、WHO=世界保健機関は、半数近くの夫婦で男性側にもあると指摘しています。しかし、専門医によりますと、 そうした現状が十分に知られていないため、自分に原因があると気付かず治療を受けていない男性が多く、女性側が治療を強いられるケースが相次いでいるということです。

  会合では、その背景には医師側からの情報発信が不足していることがあるとして、新たにホームページを作り最新の治療法や研究内容などを公開するほか、 不妊に悩む夫婦の相談に応じる態勢を整えることを決めました。   男性が原因の不妊の専門医で、国際医療福祉大学病院の岩本晃明医師は「男性不妊についての情報発信を強化し、不妊に悩む夫婦の負担を少しでも和らげていきたい」と話しています。

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  男性不妊に関する情報不足は、徳島大学の中堀豊教授が2009年に研究が大きく発展する前に亡くなられてしまったため、情報発信が途切れてしまい啓蒙活動ができなかったことが一番の原因です。 勿論無精子症や乏精子症はY-DNA「D2」以外でも発生はするのですが、3倍、4倍という確率で「D2」に発生するのだそうです。 これは前にも書いたとおりネアンデルタール人との亜種間交配の負の遺産の一つかもしれません。

  このことから「D2」の人口増加力が他のハプロタイプと較べて単純に3倍、4倍低いというわけではないのですが、発生頻度を加味すれば人口増加力が試算出来ると思います。 それでも現在の日本人男性(約6000万人)のまだ平均36.0%(約2200万人)はY-DNA「D2」なのです。当然ながら過去に遡れば遡るほど「D2」の頻度は増えてゆきます。 奈良時代以前は圧倒的な「D2」頻度だったはずです。(人口は現在に較べればかなり少なかったのは言うまでもありませんが。)

  誰か安本美典氏のような統計学の専門家で現在の人口とハプロタイプの頻度から、無精子症や乏精子症が3倍、4倍多く発生する点を考慮した人口推移を遡って推定してくれるとありがたいのですが。 別の記事にも書きましたが縄文人の寿命が短いというのも学者の論法で、最近の研究では縄文人も60才ぐらいまで充分生きたことが証明されつつあります。 このように過去の著名な御用学者が縄文時代を矮小化するためによりどころにしたファクターが少しづつ間違っていたことがわかってきています。 縄文や弥生時代の人口推定はこれから改めて試算する時期に来ています。

以上
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